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グリコ

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『stone』 SOULSBERRY

『stone』

何もかもが好きっていう、どうしようもなく好きなバンドのセカンドアルバム。
このアルバムを出した頃、バンドはギリギリのところで繋がってる状態だった
のかなって、後になって思う。
翌年解散しちゃったから。
そういう終わりに向かっていく焦燥感や虚無感が漂う、ちょっと暗い1枚。
ジャケ見たって暗いよね。
でも、その地味さがたまらなく魅力的なのがSOULSBERRYの良いところ。
このバンドは、ミドルテンポでメロウなナンバー(1,4,6,7,8)と
アップテンポでポップなナンバー(2,3,5,9,10)をベースに"ソウルズ節"を
形成していて、わたしはメロウなナンバーが実のところのこのバンドの
真骨頂ではないかと感じている。
1曲目のアルバムタイトルにもなっている「stone」がまさにこの類で、
渦巻くベースと乾いたギターが描く寂しさが印象的な名曲。
歌詞の哀しさも抜きん出てる。
基本的にはUKロック基調のギターバンドでソフト轟音。
Ride風の曲もあり、好きな人はハマると思う。
個人的に好きな曲は「close」。
喪失感というか空虚な気持ちが曲と音と歌詞から伝わってくるのだ。じわじわと。

こちらにアルバムに対するコメントが載ってて、何を表現したかっていうのは
創った本人が言うとおりだから、試聴がてらに覗いてもらえたらと思う。

このアルバム自体は間違いなく暗いんだけど、ライブは全然そんなことなくて
こんな楽しいライブ他にない!っていうくらい楽しいライブだった。
演奏力のあるバンドだったので、ライブでの聴き心地は最高だったし、
MCでは「今日は何の話?」っていうワクワク感に加えて、ほのぼのした
幸せな気分になれるし、いつも満足度万点以上なライブをしてくれてた。

区切りがあって解散した訳じゃないので、ファンとしては非常に寂しいし、悔しい。
今は、いつかまたって願いつつもその願いは叶わないだろうと知ってしまっている。

でも願う。
by gogrico | 2007-01-11 00:02 | ■music
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